家を手放したら住宅ローンはなくなるのか?

家を手放したら住宅ローンはなくなるのか?

住宅ローンが返せなくなった時、家が担保になっているわけだから、借金の代わりに家を差し出せば住宅ローンは返さなくても良いんじゃないですか?という質問を良く受けます。 結論から言いますと、そんなことはありません。。

 

厳密に言えば、ノンリコース型の住宅ローンがあれば、返せなくなった時、最悪家を差し出せばそれ以上遡及される(返済を求められる)ことはありません。

 

ちなみにアメリカのサブプライムローンなんかはこれ。ノンリコースローン。だから銀行の損失が大きかった。 ただ、ノンリコースローンをやっているのはあまり聞かないですね。もしあっても金利は高いでしょうし。どっかの銀行ではやっているかもしれませんけどね。普通はリコース型です。

 

さて住宅ローンが返済できなくなって、じゃあ家を売ろうか、という話になったとします。 で、仮に売った値段が1千万円、住宅ローンの残高が2千万円だったとします。そうすると、家を売ったお金で住宅ローンの返済をしても、まだローンは1千万円残る事になります。

 

結果、家を失い、借金も残ります。これって相当きついです。アパートの家賃を払いつつ、住宅ローンも払っていく羽目になってしまい、返済を続けるのは難しいでしょう。

 

それにしても昔、私が銀行に勤めていた頃、競売やら任意売買で不動産を処分したりすると、近所では、銀行に家を取られた、なんて悪者みたいに言われていたものです。 でもね、もし逆の立場だったらどうでしょうか? 銀行にとってみれば、お金を貸したんだから、お金で返して欲しいわけです。不動産で返すと言われても困ってしまうわけです。

 

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だけど最悪な事態に備え、全額は回収できないかもしれないが、最悪家を処分したお金でいくらかは回収できるだろう、という考えで担保を取っています。ですから、銀行にとってみれば、もし返済不能になった時、例えば親とかが現金で返済してくれたりする方がよっぽどありがたいことなのです。不動産で返されても困ってしまうわけです。

 

あなたももし誰かにお金を貸して、もので返されたら困りませんか?ましてやその価値が貸したお金を下回るとしたらどうですか? ですから、住宅ローンが返せなくなった時、家が担保になっているわけだから、借金の代わりに家を差し出せば住宅ローンは返さなくても良いんじゃないですか?という問いの答えは、ノーです。返さなければいけません。

 

家を売って、ローン返済に充当しようとして、それでもまだローンが残る場合は抵当権が抹消できませんので、売る事もできません。詳しくはこちら⇒住宅ローンが残っている不動産物件を売ることができるか?。

 

大変厳しい事を言いますが、お金を借りるわけですから、それ相応の厳しさがあるのは仕方がないと思います。もし、返済が困難なったら・・・なる前の段階で、新生銀行などの期間が延ばせる住宅ローンで借換をする、銀行にリスケ(条件変更)を依頼するなどの対策が必要です。返済が出来なくなってしまってからは、任意売却を依頼するとか、連帯保証人に助けてもらうとか、それでもどうしようもない場合は自己破産などの法的整理という事になるかと思います。

 

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